介護の現場で体操をしている方は、かなりいます。
しかし、

と落胆する人も、少なくありません。
あまり効果が出ないと、

と諦めてしまう人も出てきます。
そうならないためにも、今回は効果が出ないパターンを解説していきます。
なぜ、あなたの体操は効果が出ないのか?

ちなみに以前、体操の目的を持つことの重要性をこちらの記事でお伝えしました。
なので、今回は目的が明確になっているのに、効果が出ない方向けの内容になっています。
パターンとしては、3つ。
- 負荷が不適切
- 痛みを我慢している
- そもそもやる気がない
考えられることとしては、上記の3つかと思います。
1つずつ深掘りしてお伝えしていきます。
負荷が不適切
多くの原因は、負荷にあると言っても過言ではありません。
体操を始めたころは、慣れるという意味でも低負荷で行なっても良いですが、何か月も同じ負荷で行なうのはナンセンスです。
高齢者に限らず、トレーニングには過負荷の原則というものがあります。
過負荷の原則とは、
トレーニングを行う際に、ある一定以上の負荷でトレーニングを行わないと効果が現れないという法則です。
高齢者の運動に関する基本的な知識は、こちらの記事をご覧ください。
まずは、安全第一に考えて進めることが大切ですが、いつまでも易しい負荷で実施していても、意味がありません。
また、負荷はマシントレーニングではなくても、あげることが可能です。
自体重で行なう場合は、
- スピードを落としてゆっくりと行なう
- 回数を増やす
上記を変えるだけで、負荷はあがります。

と感じるくらいの負荷が理想です。
当然ですが、逆に負荷が強すぎるのもNGです。
しかし、加減がわからず強い負荷で行なうなら、低負荷で安全に行なうことをオススメします。
痛みを我慢している
痛みがある場合は、運動自体を中止してください。
気がつかない人はいないかもしれませんが、痛みを我慢しながら実施するのは論外です。
大丈夫と言われると実施したくなってしまう気持ちも分かりますが、

という勇気も大切です。
高齢者の運動において、ケガはあってはいけません。
運動に関するリスクは下記の記事をご覧ください。
そもそもやる気がない
当然ですが、どんなに中身の良い体操を行なったとしても、本人のやる気がなければ意味がありません。
やる気がない時の対応法はシンプルです。
- やる気を出してもらう
- あきらめる
いずれにしても、なぜやる気がないのか、コミュニケーションを取って聞き出すことが大切です。
もしかしたら、つまらないからという理由で、やる気が起きないということも、大いにあり得ます。
親身に寄り添って、原因を聞き出してください。
効果を求めすぎてもいけない

今回は、効果が出ない原因を3つ、
- 負荷が不適切
- 痛みを我慢している
- そもそもやる気がない
上記をお伝えしました。
しかし、矛盾するようですが、シニアに効果を求めすぎてもいけません。
効果を求めすぎるということは、無理をさせることにも繋がりかねません。
難しいところでも、あるのですが少しずつ時間をかけて、段階的に負荷をあげていくことをオススメします。