高齢化が進むにつれて、コミュニティに所属することが健康でいるために欠かせない要素になってきました。
コミュニティとは
人々が共同体意識を持って共同生活を営む一定の地域、および人々の集団
参照:weblio
と定義しています。
ややこしいので、平たく言うと
人と繋がる場所
これがコミュニティの本来の姿だと思っています。
今回はコミュニティにシニアが所属する重要性をお伝えしていきます。
健康寿命を延ばしたいならコミュニティに属するべきです
健康寿命を延ばすためにはコミュニティに属すること=人と繋がること、これは必須だと僕は考えています。
コミュニティに属することで得られるメリットは沢山ありますが、
- コミュニケーションの活性化
- 外出頻度の向上
- 自尊心が満たされる
主に上記のような効果を得ることが出来ます。
これって、精神的な面でとても欠かせない要素ですよね。
自立した生活を送っていくためには、心身ともに健康でなくてはいけません。
3つの要素をそれぞれ深掘りしてみていきましょう。
コミュニケーションの活性化
他者との交流やコミュニケーションを取るためには、人と合わなくてはいけません。
近所の繋がりがあればそれでいいのですが、最近はご近所付き合いが以前よりも減ってきているように感じます。
そのような方が、家族以外で交流を図る手段としてコミュニティは重要な役割をします。
- 近所に知り合いがいない
- 情報はオフライン
- 電話での会話は家族がほとんど
こういったシニアはかなり危険。
少ないように見えますが、実は一定数はいます。
僕のお客さまの中に、京都から引っ越してきた方がいました。
その方は、他者との交流もなく
と話していました。
控えめに言って重症だったと思います。
今では毎週体操に来てくれて、カラオケにも行っているみたいでとてもアクティブに活動していますが、このようなシニアを減らすためにもコミュニティというのは欠かせない要素なのです。
少し雑な言い方ですが、
誰かしらと絡みがあれば、まずは安心
だと思っています。
その誰かしらの役割がコミュニティであるべきです。
外出頻度の向上
シニアの方に向けてよく、
という方がいますが、外出をもらうにはぶっちゃけ目的がないと厳しいです。
いや、言ってることは間違っていません。
しかし、
と思っているシニアが多いのも事実。
コミュニティに属するということは、外出するきっかけにもなると考えています。
外出をするということは、少なからず歩くことになる。
これで健康維持に欠かせない歩行は出来るのです。
また買い物以外での外出をするというのは、大きなメリットだと思います。
目的を持って外に出る→外出先でコミュニケーションを図る
シンプルですが、コミュニティに属するだけで上記を満たすことが出来るのです。
自尊心
最後はこちらの自尊心。
これは理屈ではなく、感情を満たすためにあるものだと思っています。
どこかのコミュニティに所属している。
この事実があるだけで、生きがいを感じるかたも多いはず。
コミュニティに所属しているだけで
- 健康志向でいれる
- 人に必要とされている
- 毎日、外に出られている
といった自分らしさ、自尊心を満たすことが出来るのです。
もっと身近な例でお伝えすると、フィットネスクラブとか。
ダイエットをしたいなら、食事管理と自宅での筋トレやランニングで十分です。
しかし、敢えてフィットネスクラブに通っている方も少なくないはず。
その理由は、
といったような、ある種のステータスが欲しいという方がいるからです。
これこそ、自尊心。
効果が出なくてもその事実があるだけでオッケーなのです。
これはシニアのコミュニティでも同じことが言えて、どこかのコミュニティに所属しているという事実は、想像以上に本人の生きていくモチベーションになっているのです。
とディスる人もいるけど、健康で長生きしていくためにはある程度高い意識を持って生活をしていかなくてはいけません。
やはり他人の目を気にせず行動できる人は、世代を問わず最強ですね。
自立した生活を送っていくためには心の安定が欠かせない
今回は、健康寿命を延ばしたいならコミュニティに属するべきですといったテーマでお伝えしてきました。
コミュニティに所属するメリットを改めてまとめると
- コミュニケーションの活性化
- 外出頻度の向上
- 自尊心が満たされる
上記の3つの効果を得ることが出来ます。
いつもは身体機能に関する記事を多く書いていますが、心の安定も運動と同じくらい重要になってくる要素です。
そのための手っ取り早い方法の1つとしてコミュニティに所属すること。
他者とのコミュニケーションは想像以上に大きな効果をもたらすと思っています。
支持され続けるコミュニティを創るポイントは下記の記事をご覧ください。
【オンラインサロンを開設しました】
運動を通してシニアを本気で元気にしたいと考えている方はぜひ一度ご覧ください。