こんにちは、てつろーです。
介護予防の体操を始めようとする人に、よく聞かれることなのですが、
と聞いてくる方がいます。
介護予防の体操に関しては、資格がなくても出来ます。
目次
資格取得よりも大切な、たった1つのこと
資格よりも、圧倒的に大切なこと。
それは経験です。
質より量です。まずは量、大量に経験を積むことです。
先日、以下のようなツイートをしました。
介護予防の体操をするに当たって、資格は不要です。
— てつろー@介護予防ブロガー (@tetsuro1012) August 5, 2019
機能訓練をするのに、資格は必要ですが、体操などの集団レクは資格がなくも出来ます。
それよりも量です。
机に向かっても何も身につきません。
量をこなし、経験値を上げることをオススメします。#介護予防 #介護
介護予防の体操をするに当たって、資格は不要です。 機能訓練をするのに、資格は必要ですが、体操などの集団レクは資格がなくても出来ます。 それよりも量です。 机に向かっても何も身につきません。 量をこなし、経験値を上げることをオススメします。
今回は、質より量が重要という理由について、深掘りしていきます。
理由1 高齢者の症状は、人それぞれだから
100人の高齢者がいたら、抱える痛みや不安も100通りあると思ってください。
高齢者に多い疾患としては、
- 変形性膝関節症
- 大腿骨人工関節
- 腰椎圧迫骨折
- 腰部脊柱管狭窄症
などがあります。
高齢者に多い骨折に関しては、こちらの記事をご覧ください。
しかし、同じ診断でも、痛みの具合や生活に関わる影響というのは、人それぞれで、本人にしかわかりません。
例えば、同じ変形性膝関節症と診断されても、階段昇降時に痛みが出る人とそうでない人がいます。
このようなことはかなり多くあって、実際に動かしてみないと分からないケースがほとんどです。
そういった点からも、繰り返し経験を積んで、適切な内容と負荷で行なうことが重要になってきますね。
テキストに書いてあることは、あくまで模範的な答えです。
利用者1人ひとりの答えを知るには、実践して経験を積むこと以外ないのです。
理由2 データが取れるから
大量に行動することで、
- 出来た動作、出来なかった動作
- 反応が良かった内容、イマイチだった内容
- 痛みの有無
- 可動域の変化
- 疲労感
などを知ることが出来ます。
この統計こそが、体操の質をあげる原石になると思っています。
こればっかりは、施設の利用者さんの身体状態によって千差万別です。
教科書に載っているデータは参考になりません。
質をあげるヒントはすべて現場にあります。
学ぶのは、経験を積んでからでオッケーです
一通り経験を積んで統計を取って、必要とされる運動がわかった。
そこで初めて、疑問に思うことがあれば、セミナーなどの勉強会に行くことをオススメします。
例えば、
と疑問が浮かんできた時、その時が外で学ぶタイミングだと僕は思っています。
理由は、変形性膝関節症の予防の運動を知りたいといったテーマが明確だから。
このようにテーマが明確だと、無駄なく必要な知識を得ることが出来ます。
1人ひとりの疑問を解決するためのサービス
学び方は、様々な方法があります。
- セミナー
- 資格講座
- 読書
- DVD
- SNS
- オンラインサロン
今思いついただけでも、上記のような方法が出てきました。
どの方法が正しいとか正解はないので、自分にあった方法で学ぶことが出来れば良いと思います。
僕もオンラインサロンといった形で、介護予防の体操に関するノウハウを提供しています。
オンラインサロン【百寿トレーナー養成大学】
僕自身も、セミナーにはかなり参加していた方ですが、セミナーは講師1人に対して、多数の参加者がいます。
なので限られた時間の中で、個人の悩みや知りたいことに対して、100%コミットすることは難しいと感じました。
そのような経験から、1人ひとりが持つ疑問を解決していくサービスがあれば良いのになと思うようになり、このオンラインサロンを作りました。
高齢者の運動に関するノウハウを中心に提供しているのですが、皆様の現場で感じた悩みや疑問を、一緒に解決していきたいと僕は思っています。
シニアに運動を通して元気になってもらいたい。
そのような想いから始めたサービスです。運動を通して元気にしたいと思っている方は、ぜひご参加ください。
成長するためには、実践→学び→実践の繰り返しです
今回は、資格取得よりも大切な、たった1つのことというテーマで、資格よりも経験の方が大切ということをお伝えしました。
稀に、
という方がいます。いわゆる資格コレクターになっても意味がありません。
とりあえずセミナーを受けたり、とりあえず資格をとってみたりするのは、お金と時間の無駄になります。
セミナー選びに関しては、こちらの記事にも記載してありますので、合わせてご覧ください。
まずは実践を積んで、必要に応じて学ぶといった方が、効率よく問題解決が出来ます。
シニアを喜ばせたいのなら、とにかく量をこなすことをオススメします。