パーソナルトレーナーになりたくて、仕事をしながら週末とかに学校に通ったりセミナーを受けたりして勉強をする。
そして資格を取って、晴れてパーソナルトレーナーとして独立!
という流れで起業する方っていますよね。
知識も技術もバッチリ!
しかし、なぜ顧客がなかなかつかないんだ!!
と挫折してしまう人もかなりいます。
パーソナルジムがCMなどに出て来て、認知度もかなり上がってきたこのご時世。
「自分は何の専門家で何か得意なのか?」
これを超明確にしないと、ごまんといるパーソナルトレーナーとして埋もれてしまいます。
今回はパーソナルトレーナーとしてのポジショニングについてお伝えします。
目次
パーソナルトレーナーとしての働き方
そもそもパーソナルトレーナーって何なの?と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
定義という定義はないのですが、簡単に言うと
「マンツーマンでエクササイズやトレーニングの指導、栄養指導などを行う仕事」(以下参照)
一般的には、アスリートのパフォーマンスアップのための指導、ダイエットや筋肉をつけるための指導といったところが認知されています。
働く場所は、パーソナルジム、フィットネスクラブ、個人宅、公園、公共施設など、様々な場所で指導できるのも特徴のひとつ。
雇用契約、業務委託契約、個人契約など契約形態も様々です。
資格は民間資格。日本やアメリカの民間が発行している資格がほとんどですが、必須ではなく、資格以上に技術がと問われる仕事です。
自分は何が得意なのかを明確にする
パーソナルトレーナーと言っても、どのような方を対象としたトレーナーなのかを明確にしないと、何でも屋さんになってしまいます。
何でも屋さんになってしまうと、
「それで、あなた誰?」みたいな認識になってしまい、クライアントが非常につきにくくなります。
対象は、キッズなのかシニアなのか、アスリートなのか部活動に励んでいる高校生なのか?
痩せたいと思っている人なのか、筋肉をつけて体を大きくしたい人なのか?
数えたらキリがないくらい、様々な分野の方がいます。
そこをまずは、誰が見ても明確にしていく必要があります。
自分は何者なのか?
そして何が得意なのか?
ということを言語化して誰が見てもわかる魅せ方をしてください。
100人に1人くらいしかいないウリを持つ
ホリエモンこと堀江貴文さんは今の時代を生き残るには、
「シンプルかつ『レア』な人材になればいい」と話しています。
その目標値を100万分1にして、それくらい希少な人材になれば良いとの事。
しかし、フィットネスクラブでは100人に1人くらいのパーソナルトレーナーになれば十分だと考えています。
例えば自分の場合は、
・柔道整復師
・シニア専門
・施術ができる
この3つをウリにしています。
そして、この3つからお客さまは何を連想するか。
施術も出来て、リハビリもできる
このようなイメージを持ってもらうことができます。
現にトレーニングだけではなく、マッサージやストレッチなどの施術の依頼も多く来ています。
そして、この上記の3つの特徴を持ったパーソナルトレーナーを他に見たことがありません。
100人以上のパーソナルトレーナーの方とお会いしてきましたが、「シニア専門」など1つだけ被っているケースはありましたが、3つ全く同じ人を見たことはないです。
その希少性に価値があり、どういうことが得意なのか、お客さまにも明確に伝えることが出来ます。
まずは人と被らない、自分だけが持っている価値を構築してみてください。
「得意なことがないんだけど」という方へ
この話をすると「自分は資格もないし、何が得意かわからない」という方が必ず出てきます。
そんな方に提案していること。
ランダムに100人集めた時、上位30位くらいに入れるもの
これを何か考えてくださいとお伝えしています。
100人中30位なので、上位30%。
料理が得意な人、筋トレの知識に自信ある人、マラソンのトレーニングに自信ある人など、他人よりも少しだけ秀でているものって必ずあります。
まずはこれをウリにしてみてください。
それだけでも、他人にはない独自性を生むことが出来ます。
自分にはそんなのもないと思っている方は、友人や同僚などの身近な人に聞くといいでしょう。
第三者は、客観的に見てくれます。
そして自分では無自覚にやっていることも、他人から見たら長所だったりするのです。
競合を避けることを常に意識する
僕は、学生時代に怪我を多くしてきました。
その経験から
「人の身体の不調を改善したい」という思いが芽生え、柔道整復師になることを決断しました。
しかし、整骨院はコンビニの数ほどあると言われています。
それに比例するように柔道整復師も溢れていて、業界はすでに飽和状態。
優秀な治療家と肩を並べ、生き残っていくためには相当な時間と労力がかかることに資格を取得して気づきました。
このレッドオーシャンを渡り歩くには、たどり着く前に心が折れると実感していました。
そこで少し視点を変えて考えた結果、
「フィットネスクラブで働いている柔道整復師っていなくね?」
という結論に。
柔道整復師という資格にすがりついていたら、飲まれてしまうと思ったのです。
それが自分のポジショニングを考えることとなった最初のきっかけでした。
今ではフィットネスクラブの会員さんのほとんどが、シニア専門で柔道整復師のトレーナーということを認知してくれています。
今回はパーソナルトレーナーとしての大きな括りでお話をしました。
なかなか顧客がつかずに足掻いている方、100人分の1の人材になることを意識し、上位30%に入るウリを全面に押し出してみてください。
尖っていればいるほど、クライアントには突き刺さります笑
これからは独自性は欠かせません。
あなただけの特色活かして、成功してください!