シニアの体操や運動指導を長く続けていると、同じことを毎回繰り返すことってあると思います。
あんまり繰り返してばかりいると
と言ったシニアも出てきます。
ある程度動作を覚えてきたら内容を変えるなり負荷をあげるなりしていかないといけません。
僕はマンネリ防止と体操に目新しさを出す方法として、道具を使った体操を実施しています。
今回は、いろいろと試してみて、反応が良かった道具をお伝えします。
道具を使う上で覚えておいて欲しい大前提
道具を使っていく大前提で覚えておいてほしいこと。
無理なく安全に取り組めるかどうか
何度もお伝えしますがシニアの場合、優先すべきことは効果よりも安全です。
理由としては様々なリスクがあるからです。
詳しくこちら↓↓
これを十分に理解した上で道具を使って実施して下さい。
シニアの体操に使えるオススメの道具4選
今回は4つの道具をお伝えします。
身近にあるものから市販のものまで紹介しますので、参加者さまの反応の良さそうなものから試していってみて下さい。
ゴムボール
定番中の定番と言われるゴムボール。
自分は体操を実施するたびに使っています。
ゴムボールの1番のメリットとしては、
人に合わせて負荷の調整ができる
これが1番のメリットだと思います。
例えば、自立~要支援者の中に麻痺や車椅子の方がいる時。
そういったでも、同じ内容でそれぞれの状態にあった適切な負荷で行なうことが出来るのです。
このようにボールを挙上する動作
可動域が広い人も、麻痺で制限がある人もそれぞれ出来る範囲で行なうことが可能になるので、無理をする必要がありません。
実施者も「重い人に合わせて内容を易しくする」といったことが少なくなるので、ゴムボールはオススメです!
テニスボール
これは体操というよりも筋膜リリースなど、筋肉を緩めり伸ばしたりする際に重宝しています。
例えば、写真のようにテニスボール踏みつけたり前後に動かして、足の裏を柔らかくする時などに役に立ちます。
シニアの場合、ゴルフボールで行なうのは痛いとのことで、何か代わりになるものはないかと考えたところ、テニスボールがちょうどいいことに気づきました。
足がつりやすい方などにはぜひ試してみてください(^^)
モビバン
ここからは企業が提供している道具を紹介します。
まずはこちらのモビバン。
3つの輪っかの中に手足を入れて行なうエクササイズです。
手を入れて肩の挙上をしたり、肘の曲げ伸ばしをしたり。
足に引っかけて、膝の曲げ伸ばしをしたりと100通り以上の動きが出来る優れものです。
また、バンドの色によってゴムの張力が変わるので、シニアからアスリートまで幅広く愛用されているアイテムです(^^)
スポバンド
こちらのスポバンド。
機能性はモビバンに近いのですが、モビバンよりも負荷の調整が細かくできます。
1~4までの輪っかがあり、バンドを短く持つことで、負荷を重くしていくといったやり方です。
このスポバンドは以前デイサービスに勤めていた時、モビバンがマンネリ化してきた頃に取り入れたアイテムでした。
持ちやすく手触りも良いと当時の利用者さまには好評でした。
これもモビバン同様、バンドの色によって張力を変えることが出来るので、幅広い年代に愛用されています(^O^)/
参加者が面白いと思える内容を
今回は、マンネリの防止のための道具をお伝えしましたが、大事なのは
道具を使って参加者さまに楽しんでもらうこと。
これに尽きると思います。
また、それぞれの道具で多くの運動を効果的に行なうことが出来るので、楽しいかつ役に立つ動作を研究し、実施してみて下さい。
今後も、オススメの道具などがあれば随時紹介していこうと思います(^^)