ストレッチやマッサージ、これらは現在医療の現場のみならず、フィットネスクラブやスポーツ現場、エステなどでも活用されています。
ストレッチとマッサージ、この2つの共通の効果をあげるとしたら、
血流促進
すごく平たく言えば、これに尽きると考えます。
ストレッチとマッサージの違い
血流促進、いわゆる血の巡りをよくして不調を回復するという意味ではどちらも重宝される手技だと思います。
ではストレッチとマッサージ、どの場面でどちらを使った方が効果的なのか?
違いを見ていきます。
ストレッチ
主に大きい筋肉、下肢の筋肉を中心に僕は伸ばすのですが、マッサージ以上にストレッチを重視しています。
理由としては
可動域が向上しやすいから
特に下肢の可動域を向上させるなら、マッサージで局所的に指圧をするよりも、ストレッチで大きい筋肉をまとめて伸ばした方が即効性はあります。
あらゆる関節が硬くなっているシニアに対して、ストレッチは相性が抜群です。

と中にはこのよなことを気にされる方もいますが、そこはマッサージも同じ。
施術者の腕しだいなのは間違いありません。
可動域を向上させたい
このような時は、ストレッチに時間をかけることをオススメします。
マッサージ
では、ストレッチに対してマッサージはどういった時に使うか?
ここで言うマッサージは、いわゆる指圧を示します。
僕がマッサージをよく使う時は
痛みを取りたい
そのような時にマッサージを重宝します。
なぜ、痛みの改善はマッサージなのか?
痛みというのは、ピンポイントで訴えるケースとざっくり訴えるケースがあります。

みたいな方が多いと思います。
そのような方に対して可動域をあげるストレッチをするのは、まだ早い。
逆に痛みを悪化させてしまう原因になりかねません。
痛みに対しては指先をセンサーにして、原因を探り、指圧などを加えて治していくといった流れの方が効果はあります。
腰や背中を指圧しているとたまにお客さまが

というシーン見たことある方も多いのではないかと思います。
そのような感覚はストレッチだとなかなか得られません。
局所的なアプローチではなくて全体的に伸ばすために使う技術だから。
なので、痛みの訴えがある方にはマッサージって行なうと効果的です。
どちらも駆使するべき
ストレッチとマッサージの違いを今回は、お伝えしてきましたが、どちらも利点があり優劣をつけるものではありません。
なので両方をしっかりと身につけ、場合に応じて臨機応変に使っていくと明確な効果が得られるはずです。
ただどちらも、場数を踏むことが重要です。
100人いたら、主訴や痛みのパターンも100パターンあります。
なので、出来るだけ多くのお客さまの身体を触り、改善できた症状、出来なかった症状を冷静に分析し、次につなげていって下さい。
手技に即効性はありません。
施術をした分だけ成長が出来ると僕は考えています。