ご存知の方も多いかもしれませんが僕は約4年間、介護の現場で仕事をしていました。
運動型のデイサービスで、機能訓練訓練指導員として新卒で働いていたのですが、当時の話をすると同情する人が多く、なかなかブラックだったなあと最近よく振り返っています。
もっとヤバい職場はあると思いますが、皆さまの職場と比べて当てはまるものがないか見ていただければ嬉しいです。
目次
以前の介護現場がブラックでクソワロタ
当時の話をして、ヤバいと言われる内容は下記のとおり
- 毎日3時間のサービス残業、賞与なし
- 手取り15万円。職場内で最低月給
- 有給を取らせてくれる人とそうでない人がいる
- 特定の利用者をあからさまに嫌う管理者
- 趣味を優先して休む管理者
このような現場でした。
しかし僕自身は新卒ということもあり、他の現場を知らないため、これが当たり前のことなのだと思い込んでいました。
当たり前だったのでこの状態がヤバいということに気づかさせたのも、退職して色んな人にこの話をしてからでした。
まさに洗脳。自分自身が情けない限りです。
今回は、上記を詳しく解説していきます。
もし当てはまるものがあるようだったら、危険です。
毎日3時間のサービス残業、賞与なし
当時の僕の1日をまとめると下記のとおり
8:00 出勤
9:00 午前の部
13:30 午後の部
17:00 ミーティング
18:00 終了(ここから先はサービス残業)
18:00 書類作成 or 整骨院業務
21:00 退勤
上記のような流れでした。
ちなみに休憩はなし。タイミングみて昼食摂って午後の準備です。
約13時間の拘束でした。
ちなみに18時以降は、サービス残業になります。
しかも機能訓練指導員の僕だけ。
タイムカードを当たり前のように切られます。
疑問に感じてはいたのですが、
と訳のわからない理屈で、説得させられていました。
そこで、
と感じてしまった僕も相当ヤバかったですが、今思い返すと完全なるパワハラでしたね。
そんな職場だから、もちろん賞与はありません。
手取り15万円。職場内で最低月給
1日13時間労働。残業代なしで手取り15万円。
時給計算にすると悲しすぎる数字ですね。
しかも機能訓練指導員は処遇改善加算は適応外のため、もらえるのは定時で帰れる介護職員だけ。
職場内で多分最低月給でした。
資格手当なんて、あってないようなもんでした。
と音を上げることすら出来なかった僕も問題外なのですが笑
まさに機能訓練指導員になると損をするという構図でした。
有給を取らせてくれる人とそうでない人がいる
僕が4年間勤めていて取得できた有給休暇は、たったの1日。
その1日も勉強会で、
と懇願して何とか許可がおりたようなもの。
一方で別の介護職員は、
と一言いえば取得できるという謎すぎる現象。
2~3ヵ月に1回は、普通にそんな感じで休んでいました。
いや、それが当たり前だと思うんです。
しかし自分だけ取れないのは、完全なるパワハラですね。
全員ならまだしも、有給を使える人とそうでない人が分かれている。
素晴らしきブラックでした。
特定の利用者をあからさまに嫌う管理者
割と好き嫌いがはっきりしている管理者でした。
プライベートだけかと思ったら仕事でも全面に出してくるのですから、たまったもんじゃありません。
みたいな。
僕たちには、普段から
といかにも上司っぽいこと言っていましたが、嫌いな利用者に対してあからさますぎる態度をとっている姿には、僕たちはガン萎えです。
そんな上司から学べるものなんて反面教師くらいですから、そういう方がいるなら転職をオススメします。
趣味を優先して休む管理者
利用者が多い日や、スタッフが少ない日などお構いなく休みをぶち込んできました。
管理者がいないと回らなくなるわけでないので別にいいのですが、スタッフが少ない時にそれをやられるとさすがにキツイ。
あと多かったのが午後休。
何も知らされず、午前の通所が終わると
と、いつの間にか私服に着替えてさっさと帰ります。
ここまでくると、その大胆さにリスペクトすら覚えました笑
1番の問題は自分自身
- 毎日3時間のサービス残業、賞与なし
- 手取り15万円。職場内で最低月給
- 有給を取らせてくれる人とそうでない人がいる
- 特定の利用者をあからさまに嫌う管理者
- 趣味を優先して休む管理者
以上が僕の職場の状態でした。
しかし、一番ヤバいのは僕自身です。
冒頭でもお伝えしましたが、これが当たり前のことなのだと思い込んでいました。
辞めて介護の枠を超えて様々な人と話をしていく中で、
と気づかされたのだから。
新卒で比較するものがないことも原因ですが、
- 職場のヤバさに気がつかなかったこと
- ヤバいと感じてもビビって問い詰められなかったこと
この2つが最大の原因だと感じています。
もちろん感謝することだってあります。
シニアの運動ノウハウやスキルだって身につけることが出来たし。
ただ、1番に学んだのは
洗脳って怖いということ。
これに尽きると思います。
この経験から、人を洗脳させることをしたりせず、本質だけを伝えていこうと心に決めました。
皆さまの職場で上記のようなことが当たり前のように行われていたら危ないかもしれませんね。
逃げることも勇気です。
もし辞めることを切り出せないという方は、他の人に言ってもらうという選択もあります。
早めの決断をオススメします。