デイサービスなどの介護施設や地域の公共施設で、介護予防のための体操を実施している方というのは結構います。
個人的にはとても素晴らしい活動をされていると思っており、応援していきたい限りです。
しかし、何事もそうですが続けることが非常に重要です。
ましてや相手はシニア。
1~2回体操をしたくらいで、健康状態を維持できるはずがありません。
今回は継続していく重要性をお伝えしていきます。
【継続がすべて】介護予防に速効性はありません

シニアが好きな方や身体を動かす方は、体操を主催する側になっても楽しめると思います。
しかし生徒が少なかったり、マンネリ化してくると

といったように続かない人も多くいます。
完全にやめるまではいかなくても、月に1回や2ヵ月に1回など、頻度をかなり少なくして活動しているケースとかも。
ぶっちゃけ、こんな少ない頻度で体操を開催しても意味がありません。
これくらい少ないならやらないで、他の業務に時間を費やした方がコスパが良いです。
体操は速効性がないからこそ、継続していくことが重要。
このことを深掘りしていきます。
介護予防の目的は身体の低下を遅らせること
介護予防の目的は大きく分けて3つ
- 要介護状態になることを極力遅らせること
- 要介護状態になるのを未然に防ぐこと
- すでに介護が必要な場合は、状態が悪化しないよう努め、改善を図ること
上記を主な目的としています。
参照:介護予防の目的とサービスの種類|健康なうちから始めて老後を楽しく
現場によって微妙に目的が違ってくるかもしれませんが、共通して言えることは
身体の低下を遅らせること
これが根本的な目的なのではないでしょうか。
シニアは時間が経つにつれて、筋肉量や身体機能は低下していきます。


それを運動をすることで、低下するスピードが遅くなれば、介護予防の目的は果たせたと言えます。


※この図は以前に投稿した運動負荷に関して記事でお伝えしました。詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
月1日の体操で低下を遅らせることは無理ゲーです
では、月1回の体操で身体機能の低下を遅らせることは可能なのか?
答えはNOです。
言うまでもありませんね。容易に想像できます。
ぶっちゃけ月1回、1時間の体操で身体機能を維持できるなら、わざわざデイサービスに通う必要もありません。
では、どれくらいの頻度で運動をすればいいのか?
身体機能にもよりますが、最低でも
1時間の運動を週1回
これを目安にまずは取り組んでもらいたいと思っています。

と思う方もいらっしゃるかと思いますが、正直言って
週1回の開催して初めて、やらないよりはマシ
といったレベルになります。
理想は週2~3回です。
しかし、相手はシニアなのでまずは週1日の開催を目標に実施してみてください。
塵も積もれば山となる。
週1日でも毎回欠かさず繰り返すことで、身体機能は維持できます。
お金を稼ぐための仕組みが出来る
ここからは地域で活動している方向けの内容になるのですが、毎週継続することで、お金を稼ぐことも出来るようになります。
いわゆる開催費が収入になります。
シニアの特徴として、1度気に入ったものは長く愛用し続けるといったものがあります。
主な情報源がオフラインということもあり、新しい場所を探すのも一苦労といったことも関係しているのだと思いますが。
なので、毎週通ってもらえれば固定収入として一定のお金を稼ぐことが可能になります。
僕の場合だと
- 1回800円
- 週3日開催
- 出張マッサージなどに繋げる
といった感じで、ある程度まとまったお金を稼げるようになりました。
また、前後の準備の時間等を合わせても1回あたりの稼働時間は約2.5時間。
時給計算してもなかなかコスパが良いです。
そんな感じで、継続することは喜ばれるだけでなくお金にも変わるのです。
10分でもいいので定期的な実施を

今回は、介護予防に速効性はありませんといったテーマで、継続することの重要性をお伝えしました。
頻度と時間、どっちを優先すべきか?
これは頻度を優先してください。
たった15分でも、毎週欠かさず実施する。
1週間の中で、身体を動かす場面を増やしていくことが大切です。
まずは小さく始めてみてください。
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運動を通してシニアを本気で元気にしたいと考えている方はぜひ一度ご覧ください。
