僕が運動型デイサービスで働いていた4年間、多くの退職者を見てきました。
理由はそれぞれですが、気になっていることがありました。
それは、
2週間以内に辞めてしまう人が多数を占めるということ。
ただでさえ離職率が高く、人の入れ替えが激しい業界なので、辞める人が多いのは珍しいことではありません。
問題はその期間です。
自分が今ざっと思い出してみるだけでも、2週間以内に辞めた職員は全体の半数以上はいます。
もちろん、職場の環境が悪かったのかもしれません。
しかし、あまりにも連続して辞めるので管理者は、

みたいなメンヘラ状態になり、僕たちスタッフは

みたいなオワコンな時期もありました笑
今思い返してみると運動型デイサービスは、同じ介護と言っても少し特殊な気がします。
なので、向き不向きも顕著になるのかもしれません。
今回は、運動型デイサービスに向いていない人というテーマでお伝えしていきます。
ちなみに、向いている人に是非とも覚えて欲しいことはこちら。
これからこういった事業所に転職を考えている方のお役に立てれば幸いです。
なぜ、あなたは運動型デイサービスが向いていないのか?

僕が今まで見てきて、このような運動型デイサービスに向かない人の特徴は
- 人前に立つことが苦手
- シニアと雑談をすることが苦手
- 大きい声を出すのが苦手
上記の3つだと感じました。
この3つを深掘りして解説していきます。
人前に立つことが苦手
当たり前ですが運動型デイサービスは、利用者さまに対して運動指導をすることが主な業務になります。
特養などの入居施設では、食事や入浴介助といった日常生活のサポートが中心です。
しかし、そういった業務が運動型デイサービスにはありません。
なので、機能訓練指導員のみならず、介護職員として働いている人だって「先生」と呼ばれることが多いです。
別に気にすることはないことですが、

と困惑する人が何気に多い。
体操して、アドバイスするということに負担を感じて辞めてしまうケースです。
先生=ちゃんとしてる人
という固定概念が強すぎる人は、無理ゲーかもしれませんね。
シニアと雑談することが苦手

続いての要素はシニアと雑談することが苦手。
僕の経験上、
シニアと雑談が苦手=コミュ障
ではないと思っています。
実際にスタッフ同士の時は、普通に喋る人ばかりです。

と思うこともあるのですが、会話ができない理由として

このような方が多いです。
その原因を割と真剣に考えたのですが、そういう人は入居型施設に勤めていた人が多くて、
- 介助がメインだった
- 天気の話だけしかしてこなかった
- 認知症の方が相手だったから深く話す機会がなかった
このようなケースが多いことがわかりました。
いざ頭がクリアな利用者を前にしたら、天気の話ばかりしている訳にはいきませんからね。
僕たちスタッフとしている会話をそのまますればいいのに(´ー`)
そのような理由から、シニアとの雑談が苦手な方は無理ゲーかもしれません。
ちなみにシニアとコミュニケーションを活性化させたい方はこちらの記事をご覧ください。
とは言え、コミュ障の僕ですら長く続けることが出来たのだから、改善は出来るとは思います。
大きい声を出すのが苦手
最後は、大きい声を出すのが苦手な人。
体操、マシンのカウント、耳の遠い人との会話。
など、声を出す機会が入居型施設よりも多くなります。
終わった後、声が枯れてしまうこともザラにありました。
大きい声が出ないのではなくて、出すことが恥ずかしい。
このような方は、厳しいかと思います。

と個人的には思うのですが、どうもプライドが許さないみたいで。
このように、大きい声を出すのが苦手な方や出したくない方は、無理ゲーかもしれませんね。
ぶっちゃけ、どれも改善できる

今回はなぜ、あなたは運動型デイサービスが向いていないのか?といったテーマで、僕の経験をもとに向いていない人の特徴をお伝えしました。
向いていない人をまとめると
- 人前に立つことが苦手
- シニアと雑談をすることが苦手
- 大きい声を出すのが苦手
上記のような方は、運動型デイサービスには向いていません。
嫌なことや苦痛と感じることを正当化して、無理して続けることはないし、向いていないとわかったら、さっさと辞めることをオススメします。
僕は、そういう根性論的なのが嫌いなので笑
しかし、上記の要素は容易に改善できることだと思います。
ほんの少し改善する努力をしてみて、ダメだったら辞める
そんな感じで、ちょっと頑張ってみたら案外大したことないかもしれません。
僕は、運動指導もシニアと話すことも好きだったので、このような環境にいて楽しかったです。