シニアの運動が、とてもとても重要ってことは、シニアと関わってない方でも認知していると思います。
今回の記事では、シニアに運動指導をする際のリスクについてお伝えします。
運動におけるリスクその1【運動器疾患】
運動器とは、身体運動に関わるすべての器官の総称のことを表します。
主に、骨、筋肉、関節、神経など。
これらに痛みや障害などが起こってしまった状態を運動器疾患といいます。
定番なのは、変形性膝関節症や腰部脊柱管狭窄症などの骨や関節部の痛みが多いです。
本来ならば、この運動器疾患を予防、改善するために運動をするのですが、逆に悪化させてしまうという皮肉なものですね(;_:)
なので、運動器疾患を持っている方は、特に気をつけながら無理のない負荷で行なうのが重要になります。
体操などが楽しければ楽しいほど夢中になってやりすぎて、翌日痛めていた…といったケースもあるので、声かけをしながら制限して下さい。
運動におけるリスクその2【転倒】
個人的は、この転倒に細心の注意を払っています。
元気な方だって、たった1回の転倒で寝たきりになってしまうことだってあるです(;_:)
これは以前自分が勤めていたデイサービスで、嫌というほど学ばせていただきました。その詳細は、いつかの記事で…
転倒だけは、絶対にあってはなりません。
いやマジで。
自分がデイサービスで一番学んだことは、まさにこの転倒の怖さです。
スキルやコミュニケーションよりも大事な要素なんだよ、ホントに。
それでも、突然起きて防げない時もないわけではありません。
個人で活動されている方は、保険に加入することをオススメします。
公民館などの公共施設ですと、【公民館総合補償制度】というものがあります。詳しくはこちら
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公民館総合補償制度
この補償制度は、公共施設での活動で怪我や病気を患った時におりる保険になっています。
加入するのは、公民館側なので利用した時点で対象になります。
しかし、すべての公共施設が加入しているわけではないみたいなので、あらかじめ調べておくと良いですね(^^)
それとは別に、私はパーソナルトレーナートレーナーとしても活動しているのでそちらの協会での損害賠償保険にも加入しています。
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NESTA会員制度
この協会の資格を持っているからついでに加入しているだけなのですが、大体相場はこれくらいだと思います。
公共施設以外で活動される方は保険に入っておくこと、超重要です!
運動におけるリスクその3【高血圧】
これは内科的な疾患にあたります。
もちろん高血圧以外のリスクもあるのですが、これが一番多く身近なことだと思ったのであげました。
これは目に見えない症状なので、難しいところではありますが、私は二つのことに注意を払っています。
【顔色】と【呼吸】
この二つのが普段と違うなと感じたら、何か身体に異常が起きてることを疑って下さい。
本人は大丈夫だと言っても、ストップして下さい。
止めさせる勇気も必要です。
また、初めて運動や体操に参加される方には、あらかじめ正常な血圧など、内科的な既往歴も把握しておいてください。
おわりに
今回は、シニアの運動に関するリスクをお伝えしました。
他にもまだまだありますが自分が7年以上、シニアの運動をしてきて感じたリスクになっています。
冒頭にも伝えましたが、シニアの運動というのはとても重要です。
しかし、それは安全が保障されていることが超大前提。
楽しいことを提供しするために、ワクワクしながら運動を考えることも素晴らしいと思います。
しかし、それは二の次。
最優先事項は、安全に実施すること!
まずは、リスクの少ない環境作りから始めてください。