以前こちらの記事で
自分が何者で何が得意なのかを明確にする重要性をお伝えしました。
フィットネスクラブのパーソナルトレーナーの場合、100人に1人くらいの存在になればお客さまはつくと言った内容です。
現在も変わらず、自分のウリを全面に出してクラブ内ではブルーオーシャンを泳いでいます笑
今回は、フィットネスクラブの外で、もっとニッチになるためのお話をしていきます。
何でもできるは何でも出来ない
今回はフィットネスクラブ内から外れた、完全に自分1人でトレーナー活動をしていくといったケースでのポジショニングの話です。
シニアの前でシニア専門トレーナーは通用しない
ということをシニアの方の前で豪語しても、当然ながら響きません。
シニアしかいないんだからw
確かに以前の記事では、自分はフィットネスクラブで
- 柔道整復師
- シニア専門
- 施術が出来る
といった3つのウリで販促をしていることを伝えました。
しかしそれが効果的なのは、様々な年代の方がいるフィットネスクラブだから。
と言えばフィットネスクラブでは
と反応してくれます。
自分のためのトレーナーだと思うから。
しかし、例えば介護施設で同じことを言ったら、
と突っ込まれスルーされます。
実際に自分も、大勢のシニアの前で同じようなことを言ったけど、反応が激薄だったのを覚えています笑
場所に応じてよりニッチなアプローチをすること。
これってとても重要です。
ストライクゾーンの広いフィットネスクラブでしたら問題ありませんが。
シニアの前でのアプローチ法
では、シニアの前ではどういうアプローチをすればいいのか?
自分を例にしてお伝えしますと
- 柔道整復師
- 足まわりの治療が得意
- 下肢筋力をつけて寝たきり予防のためのトレーニングが得意
この三つをよく打ち出しています。
一番上の柔道整復師は、フィットネスクラブの内外でもブランディングになります。
そういう時ってやっぱ国家資格って強いですね(^^;
特にシニアに対しては一気に信頼性が増しますw
ただこの時に一番のウリにしているのは、二番目の
足まわりの治療が得意
ちょっと抽象的かも知れませんが、ここでいう足まわりとは足首まわりのことを示しています。
シニアの足まわりで一番多い訴えは、浮腫み。
特に女性は、足首だけではなく、指先や足の甲まで浮腫みが強い人もいます。
さらに浮腫みが強いと、靴が入らないと訴える人も。
そのような方に対して、
と売り出しています。
もちろん有資格者なので、他の部位の治療も出来ます。
しかし、そこで何でも出来ると伝えたら、何が得意なのか伝わりにくくなる。
だから、敢えて得意分野の足まわりだけをPRしてるのです。
と連想できる方が、分かりやすく依頼も来やすくなります。
そんな感じで、自分は身体の専門家なので
どこの部位の治療が得意か?
どのような方に対しての運動指導が得意か?
ということをフィットネスクラブ外では打ち出して活動しています。
見方を変えれば多くの人が専門家になれる
何も痛みに対しての専門家になる必要はありません。
例えば、
- シニアの糖尿病の予防を得意としている管理栄養士
- 口腔ケアによる誤嚥防止のリハビリを得意としている作業療法士
- 歌による認知症やうつ病の予防を得意としている音楽療法士
このように様々なジャンルでの専門家ってすでに多いと思います。
「そういうの得意なのに、全面的に打ち出せていない」
という方も沢山います。
だからこそ、しっかりと自分を魅せて、専門家として打ち出して下さい。
わかりやすく、需要があればおのずと依頼は多くなります。