健康維持、向上にウォーキングは欠かせません。
実際にどのような効果があるのかは、以前書いたこちらの記事をご覧ください。
ウォーキングをしている時間も重要になりますが、もう一つの基準として歩数があります。
メディアや医者によって様々な歩数が推奨されていますが、今回は
「1日何歩歩けばいいか」
このことにフォーカスを当てて、深掘りしていきます。
シニアは結局、ウォーキングを1日何歩するべきか解説します
歩数の前に、もう一つ重要なことをお伝えしておきます。
歩数も大事な基準の一つなのですが、実は歩く強度もポイントになってきます。
歩く強度とは、歩行スピードをイメージしてください。
歩行スピードをあげることで、適度な運動負荷を与えることができ、骨密度を保つことができるのです。
ではどのくらいの歩行スピードで、ウォーキングをしたらよいか?
呼吸が軽く上がるくらいの速歩き
これをウォーキングの強度としては、中強度の負荷になります。
このくらいの負荷で、一定数の歩数を歩いてください。
1日の理想の歩数は8,000~9,000歩
様々な数字が推奨されていますが、8,000~9,000歩が理想です。
この歩数を毎日歩くことが出来れば健康を維持できると言われているのです。
そして、10,000歩以上を歩くのはNG
10,000歩以上のウォーキングをすると、身体の免疫力が低下してしまう恐れがあります。
また、身体に害を及ぼす活性化酸素を多く発生させてしまい、動脈硬化や心筋梗塞の引き金になることも。

という方がたまにいるのですが、そのような方は一度見直しをしてください。
健康=歩数
という概念を変えることが重要です。
しかし、この8,000~9,000歩という数字はあくまで、健康維持にフォーカスを当てた時の数字。
もっと年齢が若く、脂肪燃焼を目的とした方には当てはまりません。
ちなみに脂肪燃焼を目的とした場合、1日12,000歩のウォーキングを速歩きで40分以上する必要があります。
実は歩き溜めも可能
雨や風、気温によって、歩数が変動することってあると思います。
そうじゃなくても

という方もいると思います。
先ほど1日8,000~9,000歩を推奨しましたが、1日単位で見なくてもいいのがウォーキングのメリット。
1日どれくらい歩いたか?などの目先の数字ではなくて
1週間でどれくらい歩いたか?1か月でどれくらい歩いたか?
といったトータルの数字が重要になってくるのです。
つまり、
1週間単位で見た場合、56,000~630,000歩。
1か月単位で見た場合、240,000~270,000歩。
といった感じで、長期的な目標で達成していればオッケーなのです。
なので10,000歩超えた日があったとしても、次の日減らして、歩きすぎなければ問題ありません。
このように、調子が良い日は多く歩き、気分が乗らない日は減らすということができるのです。
余談ですが以前、引きこもりがちのお客さまに、

と少し強めに言ったことがあります。
そしたらそのお客さま、危機感を感じたのか雨の日も傘を差しながら、歩いているのを見てしまいました。それも結構な土砂降りの中w
鬼だと思われていたのかな?ゴメンね_( _´ω`)_
そんな感じで天気や自分の体調と相談しながら無理ない範囲で取り組んでいってください。
疾患を予防するための歩数
健康維持をしていくために推奨されている歩数は8,000~10,000歩。
それ以外にも、症状に合わせて予防していくために必要な歩数があります。
下記の通りです。
うつ病を予防:4,000歩
認知症、心疾患を予防:5,000歩
ガン、動脈硬化、骨粗鬆症を予防:7,000歩
高血圧、糖尿病を予防:8,000歩
肥満を予防:12,000歩
このように疾患別に推奨されてる歩数が違ってきます。
また、運動強度はすべて中強度で実施してください。
まとめ
一昔前までは、とにかく沢山歩くことをゴリ押ししていました。
しかし、現在は体の免疫力や疾患を考慮して、健康維持においての歩きすぎは良くないと言われています。
またシニア世代ではない方、もしくはダイエットをしたい方はもう少し歩かないと効果が得られません。
年齢や目的を考慮して無理ない範囲で実施してみてください(^-^)