今さら聞けない、冷湿布と温湿布の使い分け

介護予防

 

僕がシニアのお客さまによく聞かれることの一つに

おばあ
冷湿布と温湿布ってどっちがいいの?

とよく聞かれることがあります。
冗談抜きで月に2~3回は聞かれます笑

その度に

てつろー
おいおい、またその質問かよ。これで352回目だぜ

と心の中で思いつつも優しく説明してます(^O^)/

そこで今回は冷湿布と温湿布の違いをお伝えしていきます。

湿布の効果

そもそも湿布の効果ってどういうのがあるのか。
少しおさらいしていきましょう。

湿布の効果は

  • 鎮痛
  • 血流改善
  • 疲労回復

と言ったところでしょうか?
ほとんどの方が、1番最初の「鎮痛効果」を期待して使われていると思います。

冷湿布

冷湿布で一番期待できる効果は

冷却効果です。

あのヒンヤリとした冷たさのおかげで、腫れや熱などを抑えることが出来るのです。
そのための冷たさと言っても過言じゃないくらい。

腫れや熱がある状態。
つまり、冷湿布は急性期に使うと効果的なのです!

  • 捻挫
  • 打撲
  • 寝違え
  • ぎっくり腰

このような症状が出た直後は炎症が強いので、ぜひ冷湿布を使ってください。

また、効果の持続時間は2~3時間なので、こまめに変えることが重要です。
寝る前に貼って、朝起きたら貼り変えることをオススメします。

温湿布

では対する温湿布はどういう時に有効なのか?

慢性的な症状に有効です。

冷湿布とは逆で保温効果があるため、血流促進も期待できます。

  • 肩こり
  • 慢性的な腰痛
  • 変形性膝関節症

このような症状を持っている方は、温湿布を使うことをオススメします。
また疲労回復にも効果的です。

持続時間は24時間。

なので日中は貼り続けていても問題ありません。

結局のところ、成分は同じ?

温湿布と冷湿布の違いを説明しましたがぶっちゃけ、
それぞれに含まれている成分はほとんど同じなのです

かんじゃ
ええーー!!結局同じなんかーーーい!

ってなってしまうのですが、重要なのは急性期なのか慢性期なのか。

もっとわかりやすく言うと

腫れや熱があるのかないのか

もちろんどちらを貼っても効果はちゃんとあります。
より効果を促進させるためにうまく使い分けて下さい。

このような人は使用NG

効果がある反面、使ってはいけないケースもあります。

  • かぶれがある人
  • もともと皮膚が薄い人
  • 傷口、発疹がある部位
  • 喘息を起こしたことがある人

特に一番最後の「喘息を起こしたことがある人
このような方はNGです。

湿布に含まれている成分、インドメタシンが入り、気管支を収縮させて喘息発作を起こしてしまう可能性があるからです。

また激しい熱感がある方も使用しないでください。

余談ですが、僕は先日のライブでヘドバンしすぎて、翌朝首が全く動かなくなってしまったので温湿布を貼ったら、患部がめちゃくちゃ熱くなりましたw

てつろー
首が燃えるかと思ったぜ・・・

もちろんこういったケースもNGです。

上記のように、使ってはいけないケースもあるので確認しながら使ってください。
また、強い熱感や痛みなどが伴ったらすぐに剥がして下さい。

今回は冷湿布と温湿布の特徴をお伝えしました。
皆さまのお客さまにもぜひ教えてあげてください(^^)