介護職の方の話を聞いていると、好きでもなく、早く辞めたいという人が結構いることがわかりました。
理由は色々あるみたいですが(調べてみたので、よろしかったら)
いろいろあるとは思いますが、代表的な理由としては、
「人間関係」と「給与」に関する理由が多そうですね。
これは介護の現場だけではないとは思いますが、介護職の方は特にこの傾向が強い気がします。
「あー、仕事行きたくねー」
「辞めてー、つまらねー」
などと言っている方をリアルでもSNSで見かけるたびに

といつも思っています。
しかし、これを言ってしまったら完結してしまうし、そうは言ってもなかなか踏み出せない方が多いのも事実。
自分もその1人だったし。
今回は、仕事を辞めたくて踏み出せない方に向けて、本質的な話をしていきたいと思います。
目次
会社や職場に不満があることはいいこと
会社側からしたら社員が不満を持って仕事をしているというのは、改善すべき点だし、もっと寄り添う必要があることになります。
しかし、雇用者がそのような感情を持つことって決してマイナスではないと僕は考えています。
裏を返すと、職場に不満を持つということは、
会社をより良くしたいという気持ちの表れだから。
もちろん、ただ何かにつけ込みたくて文句ばっか言っている人もいます。
そういう人は、愚痴を言うことが仕事なのでどんな環境に置かれても、言い続けると思います。放っておきましょう。
しかし会社をよくしたいと思っている方が持つ不満というのは、いい事だと捉えています。その声を拾えない会社側に問題があるわけだし。
そういう会社や職場に対する不満や怒りが強烈な人ほど起業に向いているのではないかと思っています。
誰かのもとで働くということは、洗脳されるということ
当たり前のことですが会社に勤めれば、その会社の業務だけではなく、考え方や在り方なども教えられます。
その会社の考えに共感して、その在り方でいることが正しいと思い込んでしまうのです。長く勤めれば尚更。
それが、社会のためになる適切な考えだったら問題ありません。
むしろ素晴らしいことです。どんどん洗脳されてください笑

しかし、明らかに違うだろということを洗脳されると本当に厄介です。
実際に僕が経験したお話をします。
1日13時間勤務、残業代なし手取り15万のデイサービス(月1で休日出勤)
これは新卒で僕が入ったデイサービスの勤務状況でした。
介護職の方だったら、これよりも過酷な職場でやっている方もいるかもしれませんが、このデイもなかなかだと思っていますw
この職場は特殊で、1つの部屋の間を壁で仕切って半分はデイサービス、もう半分の部屋は整骨院として稼働していました。
自分は柔道整復師の資格を持っていたので、日中はデイサービスで機能訓練、夜は整骨院で患者さんの治療という形で仕事をしていました。
時間でいうと9~17時半までがデイ業務、17時半~21時までが整骨院業務かつ書類整理というタイムスケジュールになります。
出勤時間は8時です。
別にこれくらいの勤務時間は珍しいことではないかもしれないのですが、愕然としたのが、残業代が全く出ていなかったこと。
それも稀に見るブラック企業の特徴かもしれませんが、勝手に17時半にタイムカードを切られていたのは、衝撃でした。
「他に行ったら使い物にならない」という洗脳
そんな17時半にタイムカードを切られていることに衝撃を受けたのですが、こういうサービス残業もすべて自分のためと教え込まれていました。
なので、自分も「管理者は僕のために厳しくしてくれているんだ」と思い込んでいました。バカな若造です(:_;)
確かに器用ではなかったし、新卒のペーペーだったので沢山迷惑もかけました。ミスだって、そりゃもう数え切れないほど。
その度に「お前は他じゃどこも雇ってもらえない」
と雇ってもらえていることに感謝しろと言わんばかりに叩きこまれていました。
その度に僕は
「なんて素晴らしい職場なんだ!こんな僕を雇ってくれるなんて!!」
みたいな感じでドツボにハマっていったのですw

いたってシンプルだった辞めた理由
では、管理者の靴を毎日舐めさせてくださいと言わんばかりに洗脳されていた自分がなぜ辞めれたのか?
「やりたいことが見つかったから。」
というクソシンプルな理由でした。
もちろんその話をしたら、変わらずグダグダ言われましたが、やりたいということには敵わず。
「もうあなたの靴を舐められなくなってスイマセン」と言った感じで辞めました。
新卒から約4年半。すべてではないが、無駄にした時間は長かったです。

そして、その職場が異常だったことに気がついたのも辞めてから。
色んな人に当時の話をしていたら、これは洗脳だったのかと気づかされました。
今の職場に不満を持っている方へ
長々と自分のエピソードを話しましたが、洗脳はされつつも不満は確かにありました。しかし、不満持つことすら良くないと思っていました。本当に怖い。
今、職場に不満を持っている方。
もっと爆発させてください。
もっと怒ってください!
その良くしたいという感情からくる怒りは、いいことだと素直に受け入れて。
しかし、どんなに不満を持っても職場というのはなかなか変わるものではありません。
さっさと辞めて次に行くことが得策かもしれません。
辞めるということは、マイナスではない。社会をよくするためのステップアップだ。というくらい気持ちの余裕を持って下さい。
時間は有限です。
今の僕は、人間関係や給与に悩まされている時間すら惜しく感じます。
自分は現在、シニアに喜んでもらうためにワクワクすることばかり考えていて、毎日幸せです(^^)
最後に最近感銘を受けた曲を貼っておきます。
「先人達は晩年に言う、もっとチャレンジしとけば良かった」
歌詞のような言葉を言わないように前に進んでいきます。