僕の以前勤めていたデイサービスでは、発達障害の職員がいました。
なかなか仕事が覚えられず、臨機応変に対応も出来ずにミスばかり。
もしかしたら皆さまの周りにもいるかもしれません。
先日、以下のようなツイートをしました。
介護の現場に限らず、発達障害を持った従業員は一定数います。
— てつろー/介護予防系ブロガー (@tetsuro1012) July 26, 2019
発達障害の従業員と上手く仕事するには、まずは【理解すること】
昔、僕の職場でもいましたが、理解が圧倒的に足りてなかったのでイライラしてばかりでした。反省してます
#介護#発達障害#介護予防
介護の現場に限らず、発達障害を持った従業員は一定数います。 発達障害の従業員と上手く仕事するには、まずは【理解すること】
昔、僕の職場でもいましたが、理解が圧倒的に足りてなかったのでイライラしてばかりでした。反省してます
当時の僕は23歳くらい。
恥ずかしいことに【発達障害】というものがどういったものかも理解していませんでした。
今回はその経験も踏まえて、発達障害の職員との仕事の仕方をお伝えしていきます。
発達障害の人との仕事の仕方
そもそも発達障害とは、どういうものなのか?
発達のアンバランス、いわゆる発達障害とは、生まれもった発達上の個性(特性)があることで、日常生活に困難をきたしている状態をいいます。
参考記事:大人のためのADHD.co.jp
上記のことを発達障害と示しており、先天的な要素によって、仕事などにも支障をきたしている状態です。
僕が以前働いていたデイサービスの職員は、中途で入ってきたのですが、下記のような状態でした。
- 40代女性
- 通所記録がところどころ欠けている
- 体操を覚えられない
- 脳トレが利用者よりも出来ていない
- いつもバタバタ忙しそう
- 送迎時、車を擦る
- 同じことを何度も注意されている
- コミュ障
このような状態で、何度も僕たちスタッフから注意を受けていました。
本人が、発達障害と理解していたかどうかは定かではありませんが、仕事が出来てないことはわかっている様子でした。
ちなみにデイサービスで勤める前は特養に勤めていたらしく、イジメを受けて辞めてしまったとのこと。
今となっては、もっと理解してあげるべきだったと反省してますが、当時は発達障害とは思ってもいなかったので厳しくしすぎていました。
その彼女から学んだ発達障害の職員との仕事の仕方は3つ。
1つずつ解説していきます。
期待しすぎないこと
当時、スタッフの人数がギリギリで、毎日全員が忙しく業務に追われていました。
その中で彼女が面接に来て、新たに加わることになったのですが、特養をはじめとする介護の経験があり、しかも40代なのでベテランなのかと期待していました。
みたいな感じで、僕たちスタッフは勝手に高を括っていました。
即戦力感がハンパなかったので、仕事がなかなか覚えられないことに疑問を感じました。
これは完全に期待しすぎた僕たちのミスです。
そもそも、新しい職員に期待している状況からして、どんだけ戦闘力低いんだよって話ですよね笑
このように相手の職歴などのステータスだけで、判断してはいけません。
ステータスが良いほど、期待も高まりますがそこは抑えて、地道に教えていくしかないのだと学びました。
人間関係って難しいですよね。
期待をしないこと。
連続でミスをしたり、発達障害の気を感じたら尚更です。
業務を任せすぎないこと
入社して半年近くたったら、自分と同じくらいのキャパを相手に求めたくなります。
人手不足なので、そりゃ求めてしまいますよね。
しかし圧倒的にスピードが遅く、自分でやった方が早いことがほとんど。
とイライラしたくなる気持ちもわかります。
しかし、発達障害とはケツを叩いたからといって改善できるものではない。
自分たちのストレスになるだけです。
対策としては、業務を任せすぎないこと。
これは僕たち職員のためでもあります。
できないことに無駄にイライラしないためにも、最初から業務量を少なくしてあげることが大切だと学びました。
自分よりも業務量を減らすと、
と文句をいうスタッフも現れると思いますが、理解しつつも発達障害のスタッフの味方でいてあげましょう。
孤独にさせないこと
心理学のネガティブハロー効果というのをご存知でしょうか?
ハロー効果のネガティブな方で、
ある特定の評価が低いと感じた場合に別の評価も低くしてしまう現象
参考記事:ハロー効果
上記のような現象を表します。
つまり、発達障害の人が仕事ができないと、
と決めつけてしまいます。
仕事もダメ、私生活もダメという印象をもった人とは関りたくないもの。
発達障害の人は、そういう印象を持たれやすいので孤独になりがちです。
しかし、そのような状態になったら、何も向上は見られません。
辞めてしまって、結局人手不足は解消されないのがオチです。
なので、
仕事できない=人としてダメ
といったように決めつけないこと。
例えば、休憩中とか就業後とかはプライベートの話で盛り上がるなど、メリハリをつけて接していきましょう。
まわりの理解が必要不可欠です
やはり1番重要になってくるのは、働く仲間の理解だと思います。
未熟な僕は、これがどうしても理解できずに苛立ってばかりいました。
結局彼女は、仕事についていけず辞めてしまったのですが、もう少し理解してあげれば良かったと後悔してます。
しっかりと理解していれば、多少のミスがあっても
という気持ちになります。
本人含め、職場の全員がいい雰囲気で仕事をするためにも、そのような理解は必要不可欠だと思っています。