要介護(要支援)状態になってしまうということは、身体のどこかが不調があるからなってしまうもの。
元気な方は、介護認定を申請しても通らずに自立のままでしょう。
今回は、要介護状態になってしまう主な原因についてお伝えしていきます。
要介護状態になってしまう3つ原因

先日、以下のようなツイートをしました。
要介護状態になってしまう原因として、
— てつろー@介護予防ブロガー (@tetsuro1012) July 23, 2019
✅脳卒中
✅転倒
✅認知症
上記が半数以上を占めます。
自立状態を維持していくには、脳と筋肉に対してのアプローチは必須ですね(^^)
要介護状態になってしまう原因として、
・脳卒中
・転倒
・認知症
上記が半数以上を占めます。 自立状態を維持していくには、脳と筋肉に対してのアプローチは必須ですね(^^)
上記の3つが原因の過半数を占めています。
実際に厚労省が行なった調査「要介護になった原因」では、
- 脳血管疾患(脳卒中):18.5%
- 認知症:15.8%
- 高齢による衰弱:13.4%
- 骨折・転倒:11.8%
- 関節疾患:10.9%
- その他
といったように、脳と身体に関する項目が半分以上占めていることがわかります。
この記事では、上記の原因の脳卒中・認知症・転倒の3つに絞って解説していきます。
現場で実際に見てきた経験をもとにお伝えしますので、参考にしていただけたら嬉しいです。
脳卒中
脳卒中とは、
- 脳梗塞
- 脳出血
上記の総称を示します。脳の血管に障害が起きた時に発症します。
しかし、この脳卒中の中にも軽度~重度があります。
発症した際に、起きた症状や血管によってその後の生活が大きく変わってくるのです。
僕の勤めていたデイサービスでは、脳卒中が原因で通所されている方が多くいました。
しかし、症状も介護度もバラバラ。
症状で言うと、全く後遺症が残っていないレベルの人もいれば、車椅子で半身がほとんど動かないという方もいました。
介護度は、
要支援1~要介護4
かなり幅広かったです。
正直、脳卒中は発症してみないとわからないところもあります。

という人もいれば、

という方も見てきました。
本当に症状が幅広いので、一括りにせずその人にあった運動を行なっていかなくてはいけません。
どちらによ、発症しないように心がけることが重要ですね。
転倒
転倒に関しては、他の記事でもお伝えしていましたが、少し言い方を変えると転倒による運動器疾患で要介護状態になってしまう方が多いです。
実際に既に通所されている方が、外出先で転倒して介護度が上がったというケースもありました。
転倒は、たった1回でも生活を変えてしまう恐れが大いにあります。
また股関節を強打し、人工関節を入れなくてはいけないというケースも多く見てきました。
その際に利用者がよく口にすることとして

と話します。
転倒は怖いと理解している方はいますが、やはり初めて転倒してその意味を理解したという方が多いです。
転倒しないためには、運動+日常生活での注意が大切になってきますね。
認知症
認知症の診断を受けたら、要支援を飛ばして、いきなり要介護の認定を受ける人を多く見てきました。
仮に身体機能が良好だとしても、認知症だと要介護になってしまうといった印象です。
これも、利用者さまの状態によりますが、
- 短期記憶障害
- 計算力・判断力の低下
- 誤嚥
- 見当識障害
- 暴言、暴力
などといった幅広く、様々な症状が見られます。
それと同時に活動量も低下していくので、身体機能の低下や寝たきりになってしまうことも。
また、僕が勤めていたデイサービスは、暴言や暴力行為が見られた場合は通所をお断りしていました。
このような症状を含め、認知症は要介護認定で間違いはないと思います。
社会との繋がりの重要性を何度も学びました。
認知症に関する記事は下記をご覧ください。
まとめ
今回は、要介護状態になってしまう3つ原因といったテーマで
- 脳卒中
- 転倒
- 認知症
この3つの原因について解説していきました。
冒頭でもお話しましたが、脳と身体の不調によって発症するケースがほとんどです。
それを予防するためには、
- 運動
- 栄養
- 社会活動
この3つを心がけることがポイントです。
運動をして転倒しないように筋肉を鍛え、栄養を補給し強い骨や筋肉をつくっていく。
そして、社会活動することで他者とのコミュニケーションを図り、認知症を予防していく。
この3つをしっかりと取り組んでいけば、要介護状態になってしまう可能性も減っていくと思っています。
ぼくは、引き続き運動でシニアに貢献していきます。