僕は毎日、何かしらの形でシニアの方と接しています。
なので、信頼関係も他の人よりも早く築ける自信があります。
そんな中、体操を長く開催していると
というのも何となくですが、わかるようになりました。
もちろん、体操がつまらない、自分には合わないと辞めてしまう人もいるのですが、もっと決定的な違いがあります。
今回は、そこを深く掘り下げてお伝えします。
運動が続くシニアと続かないシニアの決定的な違い
運動することは重要です。
もしかしたら僕たち以上にシニアは理解しているのかも知れません。
続けてほしいと願っていますが、みんながみんなそうはいかないのも現状。
主催者は、質をあげることも重要ですが、続く人と続かない人の違いも把握しておくことも大切です。
どのような感情で参加しているのか
これがまずは重要になってきます。
感情というのは大きく分けて2つ。
- 楽しいから参加している
- 寝たきりになりたくないから参加している
どちらも正解で、間違いなどはありません。
恐らくどちらの要素もあって、参加しているのだと思います。
大事なのは、どちらの感情が大きいのか?
結論から言うと、体操が長続きするシニアというのは圧倒的に前者です。
結局、人間最終的には理屈ではなくて、感情で行動する生き物です。
若い方に限らずシニアだって同じ。
なので、楽しみでしょうがないという人の方が長続きします。
もちろん、後者の動機も素晴らしいことだと思います。
しっかりと危機感を持って、実際に足を運んで参加してくれているのだから。
しかし、通ってはいるけどその体操がつまらなかったら?
恐らく長く持っても2~3か月でしょう。
逆に、
こんな極端な方はいないとは思いますが笑
このように楽しいから参加しているという方は長続きするのです。
結果、いつまでも健康でいれる
という好循環に。
感情>理屈
で成り立っています。
どんなにド正論ならべても楽しくなければ
と思われてしまうのです。
感情に応える内容を提供する
感情>理屈
という成り立ちが分かってからは、どう参加者を楽しませるか?
ということにフォーカスを当ててきました。
みたいなことを考えて、今も試行錯誤しています。
なので、あまり効果がなさそうな体操があってもウケていたら、
「楽しそうだから別にいっか」
と気にせず続けます。
すべての内容がこれではダメですが、理屈的になりすぎてもしらけるだけ。
参加者さまの反応と感情を大切にしてください。
ファンになってもらえるように努める
何も体操だけで楽しませる必要はありません。
人を笑わせるのが得意な人は、喋りの中でシニアを楽しませたりしてもいいと思います。
マジックなどの宴会芸が得意な人は、体操の間に取り入れてシニアを楽しませるのもアリ。
重要なのは、楽しい時間を過ごしてもらえてるか。
この楽しいという感情が大きければ大きいほど、比例するようにリピート率は高まります。
イマイチ良い反応が取れていないという方は、思いついたことを色々試してみてください。
ウケて、すべって、ウケて、すべってを繰り返していくうちに、シニアは何が楽しいのかわかるようになります。
ちなみに僕の参加者さまは、ボールを使って行なう内容が大好きみたいです笑
ホントに笑いながら真剣に取り組んでくれますw
こんな感じで参加者さまにファンになってもらうと、活性化された明るいコミュニティを創ることが可能になります(^^)
まとめ
今回は、運動が続くシニアと続かないシニアの決定的な違いという形でお伝えしてきました。
何度もお伝えしますが、重要なのは楽しいか楽しくないか?
理屈よりも感情で、運動は続くと思っています。
これは別の例えになるのですが、フィットネスクラブの会員さまは入会後、半年で70%近く退会されるといわれています。
これはなぜか?僕の考えですが、
楽しくない上に結果が出ない
からだと考えています。
ぶっちゃけ筋トレが嫌いな人はかなり多いw
しかし、理想の体型になるために身体に鞭を打ってトレーニングをします。
最初はモチベーションが高いので続くのですが、思った以上に効果が出ない。
楽しくないし、効果も出ないからモチベーションが下がり辞めてしまう。
そういったサイクルの人が結構います笑
なので、僕はサービス業として全力でシニアを楽しませることにいつも心血を注いでいます!