現在、認知症の予防法として、歩くことが良いと言われています。
これは実際に、医学的にも証明されており、お医者さんも推奨しています。
認知症予防に、効果的な歩き方
認知症予防に歩くことがよい理由は、シンプルで、
脳の血流が増えるから。
脳の血流が増えることで、
- 神経伝達物質の分泌
- ストレス発散
上記のような効果が期待でき、認知症予防に繋がります。
しかし、歩き方によっては、逆効果になってしまう恐れがあることも証明されています。
認知症になりやすい歩き方を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
今回は、認知症予防にフォーカスを当てた、効果的な歩き方をお伝えしていきます。
その1 血圧を上げない程度で歩く
血圧は、血管が収縮した時に上がります。
そして、その血管をコントロールしているのが、
- 交感神経
- 副交感神経
いわゆる自立神経と言われるもの。
交感神経は活動時に働き、副交感神経はリラックスしている時に働きます。
つまり、交感神経が働くと、血管を収縮して血圧が上がります。
副交感神経が働いている時は、その逆。

みたいな感じでスピードを上げると、交感神経が緊張しすぎて、血圧が上がってしまいます。
上がってしまうと、脳に行き渡る血液も減ってしまい、認知症予防に繋がらなくなってしまいます。
重要なのは、早く歩きすぎず、自分が心地よいと感じるスピードで歩くこと。
無理をしなかったら、血圧が上がることはありません。
その2 活性酸素を出さないように歩く
活性酸素とは、酸化作用の強い酵素のことを指します。
本来の役割は、体の中に入ってきた細菌やウイルスを殺菌することですが、増えすぎると正常な細胞まで酸化させてしまいます。
酸化を簡単な言葉で表すと、
- さびさせる
- 老化させる
ということを示します。
つまり、ウイルスなどの殺菌には良いですが、増えすぎると体全体を老化させる要因になってしまいます。
活性酸素が増える大きな原因は、
- ストレス
- 化学物質
- 紫外線
- 喫煙
など。
そして、激しいスポーツも活性酸素を増やします。
だから、速いスピードで歩きすぎると活性酸素が増える原因になってしまうのです。
「マラソンをやりすぎると長生きできない」
とよく言われていますが、その原因も活性酸素が発生するから。
歩くこと、走ることは良いことですが、やりすぎると老化を促進させる原因になってしまうことも、覚えておきましょう。
1日1万歩以上歩く必要はない
僕のお客さまの中に、

と話している方がいるのですが、1日1万歩以上は、歩きすぎです。
先ほどお伝えした、血圧が上がる原因にもなるし、活性酸素が増える恐れもあります。
「中之条研究」という、歩行に関する有名な研究では、
1日8000歩、中強度の歩行を20分
これ数字が、多くの病気の予防効果があり、健康、長寿につながることがわかったのです。
症状別に見た理想的な歩数は、下記の記事をご覧ください。
ちなみに、認知症の予防に限って言えば、
- 1日5000歩
- 中強度の歩行を7分半
上記を継続すればオッケーなのです。
ちなみに、メタボの改善をするには、1日12000歩必要になります。
歩けば歩くほど健康に良いというのは、盲信です
一昔前は、

と言われていましたが、現在は、歩きすぎは良くないと証明されています。
もっと言うなら、症状に合わせ、徹底して歩数を管理することが大切になってきます。
今回は、認知症予防をテーマに解説してきましたが、
- 脳卒中
- 寝たきり
- 心疾患
- 高血圧
など、それぞれの症状によって適切な歩数が変わってきます。
利用者さんの症状を把握し、どれくらい歩けば予防できるのか、お伝えしてあげましょう。

