高齢者が体操で気を付けるべきこと【2選】

体操

『高齢者の体操で気をつけていることは何ですか?』

最近はこのような質問をよく受けます。

今回はその質問にお答えするように、体操時に気をつけていることについて深堀りしてお伝えしていきます。

高齢者の体操時に気をつけていること

まず大前提として、リスクヘッジをとること。

体操の目的は筋力強化です。
筋力強化をすることでADLの維持・向上を図ります。

そのようなことを目的としているのに、ケガなどの事故を引き起こしてしまったら元も子もありません。

なので最初に気をつけるべきことは

安全に実施すること
これに尽きるかと思います。

リスクヘッジについては過去に投稿したこちらの記事をご覧ください。↓

【事故って学んだ】介護予防におけるリスクマネジメント

意味付けをしないと効果が半減

安全が確保できたなら、次に気をつけることは

動作の意味付けです。

具体的には

  • この動作はどこに効いているのか
  • この筋肉が強くなると日常生活にどう影響するのか

このあたりをしっかりと伝えるように意識しています。

僕は機能訓練指導員として

なぜやるのかを腑に落としてから実施しろ

と上司に何度も言われてきました。

腑に落とすことが利用者のモチベーションにもつながるのです。
ただただ目的の見えない運動を延々と実施していても、飽きてくるだけ。

また動かしている部位を意識するのとしないのでは、効果が1.2倍変わってくると言われています。

・モチベーションを上げるため
・効果を上げるため

このような観点からも動作の意味付けというのはめちゃくちゃ重要なのです。

逆にレクに意味付けは重要ではない?

ここからは僕の主観になりますが、レクリエーションは意味付けよりも

楽しめるかどうか

こちらを基準にした方がうまくいったりします。

レクリエーションの目的も様々ですが、

  • コミュニケーションの活性化
  • 熱中させ笑いを引き出す

上記の2点を僕は意識して実施しています。

体操は理屈で伝えて効果を最大限引き出せるように務めますが、レクリエーションは楽しめるか否かといったように感情に対してのアプローチを心がけています。

楽しいからやる
掴みとしては最高ですね!

まとめ

今回の記事をざっくりまとめると

体操時に気をつけていることは、
リスクヘッジを十分にする
動作に意味付けをする

レクリエーションに関しては
効果よりも楽しんでもらえるか否か

上記のことが大切だと思います。

とはいえ、あくまで僕の主観なので正解とかはありません。

強いて言うなら、皆様の利用者様が一番元気になるやり方が正解です。

利用者様の状態、反応を見ながらいろいろ試してみてください。

最後までご覧いただきありがとうございましたm(__)m

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